architecterの建物わっしょい

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初めての現場見学 ベタ基礎の手順とチェックポイント 注文住宅

 

今現場は基礎工事を行っています。

なかなかタイミングが合わず現場に行けませんでしたがはじめて見学できました。

 

 

 

ベタ基礎の手順

見学しに行く際何を見ていいかわからない、そんな時は赤字部分をみるといいです。

 

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根切り

穴掘ります

 

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砕石敷き・防湿シート敷き・捨コン打ち

 平らにします

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布基礎の場合は真ん中の盛り上がり部分が土なのでシロアリ防止シートなどを貼る場合もあります。

 

 基礎配筋

配筋検査があります、指定の鉄筋を使用しているか、配筋の間隔は適正かをみます

 

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ベースコンクリート型枠組・コンクリート打設

ベースと立上りを一体で打てればいいのですが分けて打つ方が多いです。

打設後24時間は上に乗ってはいけません、コンクリートは固まる過程で熱を出すので湿潤養生(水まく)をして急激な乾燥によるひび割れを防ぎます。

 

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固まる前の生コンクリートには薬剤が混ざっており触ると化学火傷をおこします、絶対に触らないように!

以前の会社の同期が新入社員のころ生コンのかけあいをして火傷しました(すごい怒られていました)

ちょっと触った程度では平気ですがもし肌についてしまった場合はすぐに水で流しましょう。

 

立上り型枠組・アンカーボルト設置・コンクリート打設

 かぶり厚(鉄筋のコンクリート表面までの深さ)が確保されているか、ベースコンクリートに極端なジャンカ(打設不良)、クラック(ひび割れ)がないかをみます。

アンカーボルト(基礎と土台をつなぐ金属棒)がコンクリート打設の前に固定されていることを確認します。(打設後に埋め込まない(田植え方式)

コンクリート打設後アンカーボルトが傾いていないか確認します。

(多少の傾きなら土台の時に曲げて直します(台直し))

 

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鉄筋同士は結束線(針金みたいなもの、要所要所)で、アンカーボルトは固定金具で固定します。

 

養生

コンクリートが適切な強度を確保できるまで乾燥を防ぐためシートをかぶせるなどしてそっとしておきます。この養生期間を確保せず土台など重いものを上に乗せると強度が不足します。

 

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通常の木造2階建てだと普通コンクリートを使用するかと思います。

 

脱枠の目安は二つ

  • 脱枠時点で圧縮強度5N/mm2を確保

  又は

  • 20℃以上:4日  10℃以上~20℃未満:6日

 

湿潤養生期間:3~7日(季節によって変わります、建築士試験だと5日、長い方がいい)

 

ところがどっこいい!

上記の期間を空けない建設会社も多いです。

脱枠も日数が空くと外しにくいという理由で1日で外す業者もあります(圧縮強度5N/mm2を確保ならOK)、通常の木造程度の荷重ならそこまで心配することはありませんが。

養生期間はきっちり取った方がいいです。

ちなみに気温が寒すぎる場合は打設を行わないか寒中コンクリートを使用します。

 

型枠ばらし・仕上

ジャンカ(打設不良)、クラック(ひび割れ)がないかをみます。

あれば補修をします。

土間や設備基礎も打設します。

 

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赤字部分はどうしても見なければならないわけではなく、行ったその時に見る箇所です。

現場見学をしなくても建物は立ちますが大きな買い物ですし基礎は建ってしまえば隠れてしまう箇所なので見に行ったらいいのではないでしょうか(特に配筋)。

 

我が家の現場見学

 

配筋検査に立ち会えればよかったのですが予定が合わず立ち会えませんでした。

初めての現場見学は基礎立上りの型枠と墨出しを行っているところです。

 

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鉄筋についたコンクリートは打設コンクリートの付着を悪くするので打設前に取り除きます。

 

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かぶり厚さ測定、4cm以上を確保。

基礎底板は6cm以上。

 

ベースコンクリートの型枠が1日で外されていたので監督に圧縮強度5N/mm2が確保されているか、養生期間は何日かを確認中です。

 

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