間取りを決める際に扉の開き方や位置って迷いますよね。
内開き?外開き?
基本的に外開きなのは玄関とトイレです。
日本では玄関に靴を置いてあるので外開きが原則です、海外などでは防犯の面で内開きが多いですね。
以前の記事でも軽く触れましたがトイレは中で具合が悪くなった人がいても救助しやすいという点で外開きが推奨されています。
ただトイレの前に荷物などを置いておくと、崩れてトイレに閉じ込められる危険性もあるのでトイレの前に荷物を置かないようにしてください。
各部屋のドアは内開きが多いかもしれません、廊下側に開く外開きだと廊下を通行する人にぶつかる危険性があるからです。
ただ決まっているわけではないのでそれぞれのケースで検討すべきです。
我が家の扉
我が家の間取り的に子供部屋前の廊下が中途半端にL字になっており、どのように設計するか迷いました。
下の画像の扉位置を見比べてみてください。
じつはこれ、下の画像の方が部屋が狭くなりそうですが使い勝手は変わりません。
扉が開く部分はものが置けないので、ただの通行専用スペースとなるからです。
2枚目の画像のような間取りにするメリットとしては以下です。
- 部屋が狭くなるので空調効率が上がる
- 外開きなので、もし子供が籠城しても開けやすい
ただ0.3畳程度しか変わらないので空調効率はわずかな差です。
そしてこどもが籠城したとしても無理やりこじ開けることで問題が解決するとも思いません。
結局こうなりました
赤文字は部屋の内寸です(収納含む)。
1人部屋の場合、横幅は最低2.5m×3.0mまたは2.7m×2.7m必要です。
左の子供部屋がやや足りていませんね、ベッドの位置は固定になりそうです。
子供部屋を使うようになるのはいつから?
せっかく子供部屋を作っても子供が使うようになるのはせいぜい小学校に上がってからです。
もうすぐ小学生の息子も一向に一人で寝る気配がありません。
子供部屋は最初は仕切らず将来的に壁を作ることもあるかと思いますが、我が家は性別が違うこともあり最初から壁を作っています。本音はめんどくさがって壁を作らないと思ったからです。
正直、子供が10歳くらいになった時に壁を作るとして、出ていくのが22歳または18歳だとしたら10年程度のために壁を作ることになります。
当初は壁を作らず仕切りにもなる収納を購入する予定でしたが、新築時に壁を作った方が安いのでやめました(壁作るだけなら増額になりません)。
もし子供が出て行ってから壁を壊すつもりなら、その壁が耐力壁とならないように構造計算の前に伝えましょう。
耐力壁だと壊す際に構造計算をし直さなければならないので費用も時間もかかります。