architecterの建物わっしょい

注文住宅の土地探し・設計&DIY・キャンプなど

クロスではなくシートという選択肢

 

何回か記事を書いたクロス編ですが、ここでクロス以外の選択肢をご紹介します。

 

 

内装材の種類

 

室内の壁にはる内装材には以下のような種類があります。

 

・クロス

 もっともスタンダードな内装材、壁紙。

 低価格で柄も多い、紙やビニール織物でできている。

 調湿クロスもあるが漆喰やエコカラットなどに比べると劣る。

 

・塗壁

 ペンキや漆喰など湿式の工法。

 クロスより高価、ペンキは好きな色が選べる、漆喰などは調湿効果もある。

 和室といえばこれ。

 

・タイル

 高級感があり調湿タイプのエコカラットなど機能性タイルもある。

 高価、シートタイプで簡単にDIYできるものもある。

 

・木/突板

 腰壁として使用したりタイルのように張り合わせるウォールパネルなどもある。

 突板は木材を薄く切ってシート状にしたもの、木柄のクロスより本物感がある、本物だから。

 どちらも高級感がある。

 

・化粧シート

 シートとだけ呼ばれることもある粘着材付き硬質塩化ビニールシート。

 クロスより耐久性、耐水性がある。

 柄も様々でクロスにはない光沢のあるデザインも豊富。

 価格はクロスよりかは高いがタイルほどではない。

 

 

 化粧シート

 

 家具や建具、エレベーターの内装や車両などに使用される粘着材付き硬質塩化ビニールシート(以下化粧シート)は住宅の壁にも使用できます。

通常のクロスなどは固い家具やペンなどを引っ掛けると破れてしまいますが化粧シートは耐久性が強く破れにくいです。

そのほとんどが不燃性で耐水性も高く、浴室でも使用できる商品もあります。

 

 価格

 

クロスの本体価格は1,000円/㎡~ですが化粧シートの本体価格は6,000円/㎡~です。

ちなみにタイルは安いものであれば本体価格3,000円/㎡くらいからありますがピンキリで10万円/㎡というのもざらです。しかも工賃も高いです。

シートはクロスよりかは価格が高いので水回りや傷がつきやすい箇所など、一部に導入することをお勧めします。

 

DIY

 

実はDIYでよく使われています、そうカッティングシート。

あれの粘着力すごい版と考えてください、すでにシール状になっているので施工も容易です。

ただカッティングシートと違いはがすことは容易ではないので注意が必要です。

家具のDIYやリメイクでも活躍します。

 

大手メーカー

 

サンゲツのリアテック、3Mのダイノックベルビアンが有名です。

いくつかご紹介します。(画像は商品リンクとなっています)

 

化粧シートの強みといえば石目や金属の艶感が表現できるところです。 

 

 木目も豊富です。

 

レザーや織物調もあります。

 

そしてクロスには表現できないサイバー感も演出できます。

 

 テーブルなどの家具に傷がついていてテーブルクロスやビニールで隠しているそこのあなた、化粧シートは実際に商業家具に使用されるほどの品質ですからぜひ家具リメイクに挑戦してみてください。