今年は帰省の予定でしたが仕事納めと同時にインフル発症してしまい、せっかくの正月休みなのに外出禁止となってしまいました。
そこでボードゲームの傑作、カタンの新作、カタン エネルギー版で遊ぶことにします。
(余談ですがある日夫が「これ、(私から)俺宛のクリスマスプレゼントな」と勝手に予約されていました)
カタンについては以前にも宇宙開拓史編で言及しています。
基本的な遊び方はこちらをご覧ください。
- どこか懐かしい木製の駒
- 遊び方は単純だが内容はちょっと難しい
- 環境汚染と都市の発展のバランスが絶妙
- 諸外国の圧力
- 成し遂げていないやつほど声が大きい
- 勝敗は...
- 初回販売限定には拡張キットが付属
- 最近発売、でも...
どこか懐かしい木製の駒
環境汚染をテーマにしただけあって駒は木製、その他は紙製といった自然素材で作られています。
シンプルでいて柔らかい感触なのでおしゃれですね。
遊び方は単純だが内容はちょっと難しい
通常カタンと同じサイズ感なので所要時間は90分とそこまで長くありません、宇宙開拓史は2時間以上かかりますから。
ただし牧歌的な雰囲気の通常カタンに比べ今回は近代風、村や都市を建設するたび環境汚染が起こります。
用語が環境に関する漢字ばかりなのでこどもだけだとやや難解ですね。
ただ小学校低学年の子も大人が優しい言葉で説明すればできました。
これは個人ボード、一人1枚配られ自分の状況や何にどれくらいの資源が必要が一目でわかります。
上のピンクの駒が村と研究都市、+のマークが汚染度を表します。
左下の茶色の駒が石炭や石油といった化石燃料の発電所なので環境が汚染されます。
右下の緑の駒は再生可能エネルギーの発電所なので汚染が解消されるため-マークになっています。
どちらの発電所を建設しても真ん中のエネルギー駒を入手することができます。
カードの端に書いてあるように茶色の発電所は電球のカード(研究カード)1枚で建設できるのに対し、緑の発電所は3枚必要です。
環境汚染と都市の発展のバランスが絶妙
上記の個人ボードの環境汚染度が高い人ほどゲーム上で悪いことが起こり、低い人ほど良いことが起こります。
しかしこのゲームの勝利条件は2つあります。
①都市を発展させて10ポイントに達した人が勝利
環境にいいことだけをしても都市は発展しづらいです。
②イベントチップがなくなった場合、より緑の発電所を建設し、茶色の発電所との差が大きいプレイヤーの勝利
イベントチップとは各ターンの最初に引くチップであり、大気汚染や災害といったイベントが起こります。
大概は環境汚染度の高いプレイヤーに悪いことが起こり、低いプレイヤーにいいことが起こります。
また環境汚染度はプレイヤー全員の合計により、このイベントチップを引く枚数が増えます。
緑の発電所をだれも建設しなかった場合はほぼ間違いなくこのルートになります。
このバランスを考えるのが今回のゲームの面白いところでしょう。
諸外国の圧力
小学校低学年の娘と高学年の息子の4人で行いましたが、妹は純粋なので環境が汚染されていくのが悲しくなってしまい、緑の発電所をどんどん建設していきます。
両親が茶色の発電所を建設しようとすると悲しそうな恨めしそうな目で見てくるので、なかなか建設しづらいのです。
そしてこのゲーム、資源カードの交換・交渉もできるので妹の機嫌を損ねるのは得策ではない、これが諸外国の圧力か....、このゲームでこんな政治も学べるとは思わぬ収穫です。
兄は勝利を求めて茶色の発電所をどんどん建設していきます。
成し遂げていないやつほど声が大きい
母親の私が茶色の発電所を建設することを妹と交渉している際には、がんがん茶色の発電所を建設して緑の発電所をひとつも建設していない兄と夫が「環境汚染反対!」「豊かな海を守れ!」とやじを入れてきます。
現実世界でも同じですね。
勝敗は...
結局いつも私が勝ちます。
最下位は子どもたち、一番環境汚染度の高い兄と低い妹です。極端では発展できないということがよくわかりますね。
ちなみに茶色の発電所は途中で取り除くこともできるので、発展途上中は茶色の発電所を優先して立てるのも戦略の一つです。
初回販売限定には拡張キットが付属
初回限定盤には追加ルールの拡張キットが付属します。
最近発売、でも...
カタンエネルギー版の日本語バージョンは2024年12月18日に発売され初回出荷は1000個限定、予約の時点ですぐに埋まってしまいました。アマゾンでは英語版のみ購入できます(2024/12/30現在)
再生産は2025年後半になる可能性が高いそうで、再販されるのが待ち遠しいですね。
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