今回は建物の正面(ファサード)をすっきるさせる方法について。
当たり前と言えば当たり前の内容ですが、設計の段階で気を付けるといい点を紹介します。
ファサードがすっきりした建物はかっこいい!
かっこいいですね、
反対に下の画像をみてください(ダサいというわけではありません)
なんか違う、上二つと下二つの画像の何が違うのか。
原因はこれ(個人的な感想です)
- 雨樋
- 換気フード(一番下の白いぽつぽつとした部分)
- 引違い窓
- 窓が整列しているかどうか
もちろん上記の要因がファサードに表れていてもかっこいい建物はあるかと思います。
たださけたほうが失敗は少ないかと、個人的には思います。
庭に面して掃き出し窓をつけたりとどうしようもないこともありますが、雨どいと換気扇に関しては設計の段階である程度は避けられます。
設計・施工の中にはまるで気にせず設計する人もいるので施主が設計と施工の段階で進言した方がいいですね。
設計ではファサードに雨どいなど持ってこないようにしたのに施工の段階で変更をかけられるということはたまにあります。
雨樋
屋根やベランダの雨を地面に逃がす、勾配屋根の下側につく軒樋と地面まで伸びる縦樋。
軒樋はそこまでめだちません、問題は縦樋。外壁と同じ色にしても目立ちます。
屋根1枚に対して1本、広い屋根なら2本必要です。ベランダや屋上にも1本以上必要です。
屋根の幅と奥行き、雨樋のサイズがわかれば何本いるかわかります。
下の画像はファサードを妻側にするか平側にするかの画像です。
縦樋を赤で描いてます。
平側を正面に持ってくるとかならず縦樋が見えてきますね。
ベランダを正面に持ってきても同様です。
とはいえ土地形状や建物形状によって棟の向きは決定してしまうので参考程度にしてください。
建設会社に「縦樋が前面に見えるのは嫌です」と伝えましょう。
換気フード
キッチンや24時間換気、トイレ・風呂の換気扇の外壁側。
換気フードの下側の外壁は汚れやすいので余計にファサードに配置したくないですね。
しかし間取りによってはどうしても道路側にキッチンやトイレなどを配置せざるを得ない場合はあります。
我が家もそのパターンだったのでこうしました。(増額にはなりませんでした)
引違い窓
引違い以外の窓というと滑り出し窓や片開き窓が選択肢としてあるかと思います。
使い勝手を優先した方がいいとは思いますが換気の面では縦すべり出し窓が最も優れています。
滑り出し窓はハンドルの種類によって網戸が固定式とスライド式があるので注意が必要です。詳しい話はまた今度。
窓が整列しているかどうか
窓はバラバラの方がなんとなくおしゃれに見えます(個人の感想です)
高窓や地窓を活用してバリエーション豊かな空間を作れるといいですね。