architecterの建物わっしょい

注文住宅の土地探し・設計&DIY・キャンプなど

データも守る!安心安全な家づくりをするために気をつけたこと 

 

4年前、注文住宅のプランをする際やインテリア選びでは安全に配慮することに重きを置きました。

今回はどこに注意してプランニングしたかを書いていこうと思います。

 

今回は防犯の観点は除いています、防犯に関してはこちらの記事にどうぞ!↓↓↓

architecter.hatenablog.com

 

 

災害リスクの低い土地選び

 

土地選びをする段階で土砂災害・浸水危険地域に該当しないか確認しました。

該当する地域はその分安いのですが、致し方ありません。

詳しい内容はこちら↓↓の記事に記載しています。

 

architecter.hatenablog.com

 

階段の勾配

 

建築基準法では戸建住宅の場合以下の基準が設けられています。

 

幅:75以上(手すりは含まず)    

踏面(ふみつら):15以上

蹴上(けあげ):23以下    

 

 

幅は木造でいう1コマ(柱心で半間=90.9cm)だと壁の内側78cm程度になります。

幅はいいとしても蹴上と踏面の基準は最低限です、実際にこの寸法で設計するとかなりの急勾配で現実的ではありません。

 

一般的な建売住宅の場合、踏み面が20cm~22cm、蹴上は1段あたり18cm~20cm程度がよくある階段です。

 

 

階段が急になればなるほど転倒のリスクが高まります。

かといって緩やかすぎるのも登りづらくなってしまいます。

 

実は登りやすい階段の計算方法があります。

 

登りやすい階段の計算方法   蹴上×2+踏面=60cm

 

我が家ではゆったり昇降できるように踏み面が23cm、蹴上は1段あたり18.23cmとしました。

上記の式に当てはめると18.23×2+23=59.46、実際に使ってみても不安なく上り下りできる勾配です。

 

我が家の階段は低い部分に手すりがないので、その部分は幅を92.5cmに広げています。

こどもたちは手すりがない分慎重に降りています、降りていて不安に思うようなことはないですね。

ただ無茶をするタイプのこどもだとどれだけ高くから飛べるかとかやるので、そういうご家庭はおすすめしません。

本当は回り階段も良くないのですが、スペースの関係上仕方なく回り階段になっています。

 

 

ちなみに住宅展示場の階段はお客さん用なのでゆったり目に作られています、実際建ててみたら急だったと感じることがあるので要チェックです。

 

転倒防止策と耐震ロック

 

家具には転倒防止グッズをつけています、冷蔵庫にはメーカーの専用ベルトも販売しています。

テレビも家具に固定しています。

壁に固定するときは下地のある箇所に取り付けましょう、無いところだとボードに穴があいて家具も倒れます。

 

 

食器棚は地震で扉が開いて食器が落ちてくる危険性があるので、耐震ロックを後付けしました。

 

 

背の高い家具の上には重いものや割れ物を載せない方がいいです。いいんですが何故か隙あらば高いところに置かれています、やめてほしい。

 

 

寝室に背の高い家具を置かない

 

寝室には溜まりに溜まった漫画本を収納する本棚があります。

天井まで届く本棚は収納力も見た目も魅力的ですが、地震が起きたときに倒れたら困ると思いロータイプの本棚にしました。

 

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データはNASに2重バックアップ

 

いまやデータは非常に価値のある存在です、特にこどもの写真などはほとんどデータで残しており替えのきかない財産です。

そんなデータもPCや保存媒体の寿命や突然の停電で、ある日前触れもなく消え去ってしまうリスクがあります。

 

なので我が家ではNAS(ネットワークHDD)に2重バックアップしています。

 

NASとは、ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクです。

わかりやすく言うと家のネットにつながっているどのPC、テレビ、スマホからでもアクセスできるHDDということです。

我が家ではそこに保存すると2台のHDDに自動的に保存できるようになっています。(RAID1とかいう仕組みらしい)

2台あることでPCと1台のHDDがだめになっても、もう1台が無事ならデータを残すことができます。

 

引用元:NASってなに | バッファロー

 

家の外からもアクセスすることは可能なので、パスワードなどの大事なデータは入れていません。

 

水場とリビングの温度差をなくす

 

風水では水回りを鬼門(北東)に設けないと言われていますが、北東は一番寒くなる場所なのでヒートショックが起こりやすいからという説があります。

 

我が家のトイレとお風呂はまさしく北東に位置していますが、空調をリビングと同じゾーニングにすることで、リビングとの温度差を少なくしています。

空気はレンジフード・トイレ・風呂から排気されているので、暖かい空気が行き渡るということです。

 

ただそれでもやや冷えます、脱衣室にヒーターを置いていますがユニットバスに床暖房をつけておけばよかったなと思います。

ベランダに足場となる物を置かない&物見台を置く

 

ベランダに椅子や室外機を置くとこどもの転落事故の原因となるのは常識ですが、ある程度大きくなると室内から椅子を持ってきて登ってしまいます。

 

下が見えるような柵タイプの手すりなら登らなくともこどもが外をみて満足するでしょうが、我が家のように経費削減&プライバシー確保のため不透明の手すりを設けた場合は柵を覗かないと外が見えません。

 

なのでこどもたちが外を見たい場合は、建物側に寄せた物置の上に乗って見るようにと言い聞かせています。(上の子はもう背が高くなったので下を覗けますが)

「下を覗いちゃだめ!」とすべてを禁止するとこっそりやるので、ほんの少しの自由を与えることで好奇心を満たしています。

 

 

乳幼児に危険なポイントは山ほどあるけど

 

安心安全に配慮した我が家ですが、安全なのは常識をもった人間だけ。

言葉も理屈も通じない赤ちゃんにはアイランドキッチンやリビング階段は危険です。

 

ただ長い人生でこどもが乳幼児の時期はたった数年、その数年のためだけに赤ちゃん用の家づくりをするよりかは後付ゲートや扉の隙間カバーなどで対策したほうがいいと思います。

 

architecter.hatenablog.com

 

 

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