おふろcaféといえばおふろcafé bivouac(ビバーク、現在はハレニワの湯)、おふろcafé utataneをはじめ埼玉県を中心に全国に開業している温浴施設です。
今回はそんなおふろcaféが2023/12/8にオープンした神奈川県湯河原町にある完全予約制の「湯河原温泉 おふろcafe HITOMA」に行ってきたのでレビューします。
THE RYOKAN TOKYO 湯河原 | おふろcafé HITOMA
湯河原温泉 おふろcafe HITOMA
場所
ここらへんです、熱海と箱根の間にあります。
湯河原駅からの送迎バスもあります。
車で行く場合はオレンジラインから行くことをおすすめします。
グーグルマップでナビすると南側から案内されますが狭い道とエグい坂です、帰り道ならいいですが上りは大変だと思います。
入り口はちょっと分かりづらいです。
こちらの施設はThe Ryokan Tokyo YUGAWARAの一部をリニューアルしているもので、もちろん宿泊もできます。
以前は特徴的だった鳥居はありませんでしたが、おしゃれで落ち着いてゆったりと過ごせる旅館です。
料金・予約・時間
完全予約制で完全キャッシュレスです、現金でのお支払いはできません。
日帰りの場合は午前と午後の部を選べます。
今はまだ全然予約できます、TVに取り上げられる前がチャンス。
宿泊の場合はこちらの楽天トラベルからも予約できます。
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こちらの施設はワイワイするタイプではなく、文豪が愛した湯河原らしく読書や執筆を押し出した静かな時間が流れる施設となっています。
そのため宿泊プランにもスタッフによる進捗確認や感想(希望プラン)がある「原稿執筆パック」やオリジナル小説を本にできる「製本パック」なんてプランもありますよ。
お部屋はヨギボーがあるのもいいですね。
原稿執筆パック
製本パック
レンタル・フリードリンク
日帰りでもタオル・浴衣のレンタルとお茶コーヒーのフリードリンクができます。
子供用浴衣はありません。
ジャージも借りられます、私が気になったのは枯山水ボードゲーム、より美しい日本庭園を造ったプレイヤーが勝ちです。
タオルはお風呂の手前にありました、たぶんこれ。
使用後は脱衣所内にあるかごに入れます。
フリードリンクは数種類の紅茶や日本茶、コーヒーがありました。
ジュースなどはないですがお風呂の近くに自販機があります。
インク作り体験
日帰りも宿泊もインク作り体験をオプションで付けられます。
10種類のインクを最大4種類まで選んで配合できます。
これがなかなか面白く、ああでもないこうでもないと試すのに夢中になります。
小学生の子どもたちも体験しました、それぞれ好みのインクを作ってとても良い体験でしたね。
小さな子どもにガラスペンを使わせるのは折れそうで怖いので、かき混ぜる用のガラス棒で色を確認するといいです。
どの配合にするかをメモしながら体験するので文字が書けない子はちょっと難しいかもしれません。インクが付くとなかなか落ちませんですしね、だれか私の手についたインクの落とし方教えてください。
ガラスペンはおふろcaféでも2000円弱で販売しています、楽天最安値だと1000円切るものもあります。
これが我が家のインクです、書いたのはヴェネツィアで買ったけど帰国早々先っぽを折ったガラスペン、ペン軸は金属です。
ランチ
午前の部であればオプションで3種のひとてま茶漬け(1,500円/税込、3日前までの事前予約制)をつけられます。
海の近い湯河原ならではの刺し身も牛しぐれも、湯河原町の石倉商店さんの出汁も美味しかったです!
食べざかりの人にはちょっと物足りないかもしれないけれど、私にはちょうどよかったです。
物足りない人向けに追加できるものがあるといいかもですね。
湯河原果実牛乳”みかん”&"いちご"と湯上がりミルクチーズケーキ”ふろまあじゅ”(各380円/税込)もあります。
ゆったり読書が楽しめる空間
苔のある半個室の空間や紅葉を眺めるフリースペースには本が展示されているのでそれを読んでゆっくりできます。
他の日帰り温泉のような漫画ではないので普段漫画ばかり読んでいる身としては新しい出会いがあって面白かったです。
とくに興味を引いたのは「翻訳できない世界のことば」という本です、帰ってから購入しました。
私が特に惹かれたのがスウェーデン語の「モーンガータ」、意味は水面にうつった道のように見える月明かりー。なんてきれいな言葉だろうと思いました。
ちなみに旦那が一番気に入ったのは直訳すると「ドラゴンの餌」というドイツ語の「ドラッヘンフッター」、意味は「飲んで遅くなった時に、奥さん(彼女)のご機嫌取りのために買って帰るお土産」です。
日本では鬼嫁と言いますがドイツではドラゴンなんですね、どこの国も似たようなものですが、だれが彼女をドラゴンにさせたのか胸に手を当てて考えてもらいたいものです。
湯河原温泉 おふろcafe HITOMAはこじんまりとした施設です、日帰りの場合は昼寝をしたりするスペースもキッズスペースもありません。
小さなお子さんでも行けますが本人が飽きちゃうかもしれませんね、大人や読書が好きな子にはおすすめです。
完全予約制なので読書や作業に向いている施設ですね。
姫の沢公園と十国峠のナイトツアー
おふろcaféは15時まで、十国峠のナイトツアーがやっているとのことなので近くの公園で時間を潰して行ってみることにしました。
姫の沢公園
おふろcafé HITOMAと直線距離では4キロですが車で40分くらいかかります。
アスレチックコースがあるとのことなので行ってみました、グーグルマップ上でアスレチックの近くの峠の駐車場へ、これが間違いの始まりでした。
駐車場は無料、他に停まっている車はありません。
地図の通りにアスレチックコースを歩きます、というか下ります。
どんどん下ります、楽しむ子どもをよそに大人が思うのは「これ帰りは登るの?」。
15時半くらいから挑んだコース、山の日暮れは早いです。
どんどん薄暗くなっていく空とどんどん林の中に入っていくアスレチックコース、もちろん街灯はありません。
山の斜面を利用したコースは道が狭く崖に面している箇所もあります。
結局途中で引き返しなんとか日没までには車にたどり着きました、夕日が綺麗。
すれ違った人はいませんでした、子どもたちは大満足です。
15時以降に行くならビジターセンターのある方の駐車場に停めることをおすすめします。
十国峠のナイトツアー
冬の時期に開催されるナイトツアーに行ってきました。
17時からの運行でワンドリンクがついて
中学生以上2000円
小学生1000円です。
展望台付近は2022年8月にリニューアルしています。
ウッドデッキやハンモックがあり、近くにあるQRコードをスマホで読み取れば展望台に取りついているカメラで無料で撮影して画像をダウンロードすることができます。
おそらく雲の中に入ってしまったのかこの日は画像がぼやけていますが結構きれいに写ってます。
十国峠の由来は十の国が見渡せるということから来ている通り、駿河や伊豆、湘南の方まで見渡せます。
ただこの日はとっても風が強く寒かったのですが、大丈夫。
展望台の2階が照明を落として夜景を楽しめるようになっています。
1階のTENGOKU CAFEでついていたワンドリンクを頼みます。
静岡の抹茶を使ったモンブランも美味しかったです!
十国峠では山麓に「十国」、山頂に「峠」のチュロスが売っています。
ナイトツアーは今年はあと5回、土曜日に開催しています。
明るい昼間もまた来たいと思う場所でした。