あけましておめでとうございます、本年もarchitecterの建物わっしょいをよろしくお願いします!
今回は昨年のクリスマスに夫からプレゼントと称して買わせた万年筆をご紹介します。
事の発端は先日体験した湯河原のインク作り、インクはあれど毎回ペンに付けて書くのは面倒くさくて多分やらなくなると思い、万年筆を購入することにしました。
私にとっては人生初の万年筆です。
睚眦(ヤアズ) Nine Dragons×尚羽堂
台湾の筆記具店、尚羽堂のナインドラゴンコレクションの一つ、睚眦(ヤアズ)です。
睚眦(ヤアズ)とは中国の伝説上の生物で、竜が生んだ九匹の子を指す竜生九子のうちの七番目の子供です。
勇猛果敢で気性が激しく争いや殺戮を好むが、竜生九子でただ一匹妻子を持っている為、家族を大切にし情に厚いという一面を持っているとされているそうです。それ故、魔除けとして家の門の扉などに睚眦(ヤアズ)の意匠を施す地域もあるとか。
蓋に転がり防止のストッパーが付いています、蓋にはずっしりとした重量感がありますが書くときにははずすので疲れません。
線幅はF(細字)とありますが結構太め、ボールペンでいうと0.7くらいかな?
インクはコンバーター式なのでカートリッジも使えます。
万年筆のインクは3種類
・吸入式
:万年筆の内部が空洞で直接充填する方式。
いっぱい入るので補充回数が少なくて済む、出先での充填は大変。
・カートリッジ式
:インクの入ったカートリッジを差し込むだけ、フリクションみたいに
交換するだけなのでどこでもできる、出先の文房具屋で購入も可。
インク代(カートリッジ)がやや高価、色の選択肢は狭い。
・コンバーター式
:取外し可能な吸入器をカートリッジのかわりに取り付ける、
カートリッジをつけることも可能なので両用式とも呼ばれる。
インクの充填量は少ない。
コンバーターの使い方はこんな感じ。
ノブを回して一番下に下げる
↓↓↓
インクにつける(結構根本まで)
↓↓↓
ノブを回す、引き上げてティッシュで拭く
蓋の先はシーリングスタンプとしても使えます。
名前も見た目もかっこよすぎで一目惚れしてしまいました!
キュリダス プラチナ万年筆
インクは子どもたちの分もあるのでせっかくだからとこの機会に万年筆をプレゼント。
蓋付きのものはなくす可能性があるので、ボールペンと同じノック式のキュリダス細字アーバングリーンにしました。
写真の商品はカートリッジしか入っていませんが、コンバーターも使用可能なのでコンバーターだけ追加購入。
ところがインクを入れた途端ノックが反応せず完全に蓋が閉まらないようになってしまいました。
実は店舗で購入する際に展示していたペンでも同じ現象が、ネットで検索すると同じような方もチラホラ。
購入した店舗で問題のある部品だけ交換してもらいました、お店の方いわくメーカーでは以前より改良を施してよくはなっているとのことです。
コンバーターもカートリッジもインクも入っているセット
インクの寿命は3年程度
ボトルインクの場合は3年程度で寿命が来るそう、カートリッジは2年。
せっかくかっこいい万年筆を手に入れたのでいっぱい使おうと思っていますが、普段文字を書くことと言ったらこどもの宿題チェック表と殴り書きのメモくらいなので使い所に悩みます。
キャップはネジ式と嵌合式がある
睚眦(ヤアズ)はネジ式なのでくるくるとキャップを回して外します、対してラミーは嵌合式(かんごうしき)でキュポっと外すタイプです。
ネジ式はやはり面倒なので嵌合式のほうが楽ですね。