architecterの建物わっしょい

注文住宅の土地探し・設計&DIY・キャンプなど

カーポートの代わりにアコーディオンガレージという選択肢

カーポートを建てたかったけど配管が邪魔で建てることを諦めたという記事を書きました。

今回は大事な愛車を雨風から守る、カーポート・ガレージに次ぐ第三の選択肢をお話します。

 

architecter.hatenablog.com

 

 

アコーディオンガレージ

 

愛車を風雨から守りたいと考えるとカーポートやガレージを思い浮かべます。

どちらも建築物ですので建築基準法の制限を受けます。

建築物なので基礎が必要です、この基礎によって我が家ではどちらも諦めざるを得なかったわけです。(基礎がなければ建築物ではないというわけではありません)

 

architecter.hatenablog.com

 

 

我が家が選んだ第三の選択肢はアコーディオンガレージです。

アコーディオンガレージとはテント生地で金属のジャバラフレームを覆った伸縮可能な簡易車庫です。

キャスター付きの軽微なテント工作物に該当し、建築基準法の建築物ではありません。

なので建ぺい率などの建築基準法の制限を受けず、確認申請も不要です。

 

我が家は実績の多い合同産業さんを採用しました。

車庫 ガレージの総合メーカー|合同産業株式会社

 

発注内容と費用

 

夫の愛車は軽自動車ですが車高が高いため高さ加工をしてもらいます。

奥行きや幅も特注で対応可能です。

材料だけ届けてもらいDIYすることも可能、工具はレンタルできます。

 

引用元:アコーディオンガレージ(折り畳み式車庫)| 車庫・ガレージ|合同産業株式会社

 

幅2.2m奥行4.5m高さ2.2mで発注しました。

実測した内寸は幅2.1m奥行き4.45m高さです。

 

 

設置するプレート分含めた全体の必要スペースは幅2.3m(+10cm)奥行4.56m(+6cm)です。

テントが蛇腹で折り畳めるためテント分の余裕が左右と上部に必要になってきます。

なので設置する横幅は規定のサイズより50cm余分に取っておくと良いです。

 

 

発注内容

 ACB-1           160,000円
 高さ加工費          45,000円
 特注ツートン加工       15,000円
 前幕開閉式窓メッシュ加工   8,000円
 運搬費+交通費6個口150kg 10,000円
 職人設営費          35,000円

 -----------------------------------------------
 合計金額          273,000円

 

 

標準色グレー以外にテイジン社ワンナップターポリン生地(ワンナップ2類使用)が選べます。

防炎品、ツートン加工も可能。

実物の生地は来店すれば確認可能ですが我が家は仕事の伝でカタログで確認しました。

 

ワンナップターポリン カタログ

 

採用したのは下部ネイビーブルー90cm1周、上部全てアイボリーです。

先に無料の画像編集ソフトphotopeaで色合いの検討をしました。

 

 

設置場所

 

 

図面右側に設置したいですがここでも配管が邪魔になります。

そこでこの位置にしました。

 

普段はこうして

 

来客時はこうすると3台停められると判明しました。

 

軽自動車2台なら計4台停めれそう。

 

施工方法

 

並べて

 

フレームを組み立てて(この状態ではまだ移動可能)

 

アンカーを打設。

土間に使うのはこのアンカー、打ち込むと中で開いてがっちり固定できます。

この長さなら下に配管があっても干渉しません。

 

 

あとはテントを張って完成!

 

 

背面は湿気らないようにこれくらい開けています。

 

 

雨が降るとこんな感じ、オプションで裾下スカートがつけられます。

猫や砂埃の多い場所におすすめらしいです、私は猫好きなのでつけませんでした。でも近所の野良猫を見かける度撫でようと近づくのですが逃げてしまいます、最近では我が家の近くに寄り付かなくなってしまいました。

 

 

アコーディオンガレージのここがいい

 

コスパがいい

 

カーポートを建てると40万~250万円程度、ガレージを建てると120万円程度~です。

カーポートは強風での雨までは防げないので、アコーディオンガレージはコスパがいいです。

 

月極駐車場でも設置できるかも

 

大家さんの許可があれば可能です。

砂利の駐車場であればアンカーを打ったとしても原状回復が容易にできるので許可がおりるかもしれません。

 

建築基準法の制限がない

 

建ぺい率違反などになることでガレージやカーポートを建てられない敷地でも設置できます。

 

奥行きがあればスペースを自由に使える

 

奥行きのある駐車場であればアコーディオンを開いて広々使うことができます。

レール部分も車が乗り越えても問題ありません。

 

開くとこんな感じです。

 

 

アコーディオンガレージのここがだめ

 

台風・豪雪が怖い

 

台風のときは仕舞うのが原則、飛ばされるリスクがあるので出しっぱなしにするのは自己責任。

台風のときこそ愛車をしまいたいですよね。強い台風が来る地域で吹きさらしの駐車場なんかは台風の度に愛車を立体駐車場などに避難する人も。

長いゴムバンドを巻くという方法もあるそうです。

カーポートなどは風速34~48mくらいは耐えられます。

 

雪に関しても心配ではありますが意外と大丈夫そう、通常のカーポートは積雪20cmでアウトなので被害にあった際のダメージを考えるとどっちもどっちかな。

 

我が家は台風の強い地域でもなく風の影響を受けにくい場所に設置したので、台風のときも仕舞うつもりはないです。

 

テントの耐用年数は6~7年

 

テントは年月が経つに連れ粉が吹いたり劣化します、フレームはまだまだもつので、気になるようならテントだけ張り替えることになります。

 

大きいサイズだと女性は大変

 

我が家の軽自動車サイズだと女性でも問題なく開け閉めできますが、普通車を収納する場合はもっと大きなサイズになります。そうなると女性だと結構大変らしいです。

 

それぞれのメリット・デメリットまとめ

 

いろんな制約や選択肢がある中で我が家が選んだのはアコーディオンガレージでした。

色々調べて簡潔にそれぞれのメリット・デメリットをまとめると。

 

 ガレージ

  • 費用が高い・法の制約が多い・スペース取る
  • 自然災害に強い・空調を効かせられる・雨風吹き込まない・防犯性高い

     

 カーポート

  • 柱邪魔・基礎でかい・法の制約がやや多い・雨風吹き込む・防犯性はない
  • シャッターなどの開け閉めがない・選ばなければ安い

 

 アコーディオンガレージ

  • 自然災害に弱い・耐用年数が短い・基本屋根の下で乗り降りできない
  • 法の制約がない(確認申請いらない)・空間を自由に使える・平坦ならどこでも建てられる

 

一番使い勝手がいいのはカーポートかなーとは思います、ガレージは電動シャッターだとしても開けるのに時間かかりそう。

ただ車を守りたいならアコーディオンガレージおすすめ、そして最強はカーポートの下にアコーディオンガレージかもしれない。

 

ちなみにアコーディオンガレージには鍵をつけられます、それに防犯センサーもつければガレージほどではないですが防犯性能は高くなりますよ。

 

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