さて前回でいろんな規制があることをご紹介しました。
幸い我が家は建ぺい率も容積率もセットバックも採光も問題なく、法的には建てられることがわかりました。
次に確認するのは物理的に建てられるか、まずどんなことを調べればよいのかをご紹介します。
採寸
まずは駐車場のサイズを測ります。
そのサイズピッタリの大きさのカーポートは建てられません、施工する際に必要なスペースが必要なので、まあだいたい建物と20cmくらい離せば問題ないかと思います。
我が家の駐車場はこんな感じ、夫の車は邪魔にならないように右側の方に置きたい。
上下水道、ガス、排水管が重要になってくるので、それもしっかり確認します。
メーカーのカーポートには標準サイズがありますが、縮める事はできるのでサイズはさほど気にしなくて大丈夫です。
カーポートの種類
なんとなく建てられそうだなと思ったらまずどんなカーポートがほしいのか調べます。
我が家はなるべく車に雨が当たりたくないとの理由と建ぺい率的に2台分が限度ということで2台分のカーポートを探していました。
大きく分けてこんなタイプがあります
両支持タイプ
片持タイプ
後方支持タイプ
Y合掌タイプ
雪国の場合は積雪対応のものから選びましょう。
私が惚れ込んだのがこれ、LIXILのSC梁延長タイプ。
2台分の建築面積で3台分の車が柱に邪魔されることなく駐車できます。
外構屋に見積もり依頼
だいたいどんなカーポートがいいか目星がついたら外構屋さんに見積もりを取ります。
ネットで探してもいいし近くの外構屋さんでもいいです。
見積もり依頼をすると現地確認の予定調整をしてくれるはずです。
我が家は3社に連絡しましたが、見積もり上がってくるのに2ヶ月位かかりました。
楽天でも工事費込みで頼めます↓↓、楽天ポイントがっぽがっぽですね。
基礎と埋設配管がネックに
カーポートには基礎が必要です。
メーカーのカタログにこんな感じでどれくらいの基礎が必要か載っています。
我が家の駐車場に梁延長タイプを建てるとしたらこんな感じ。
ピンクの四角いのが基礎、薄ピンクが屋根。
がっつり水道とガスと雨水管に当たる!
汚水管は50cmより深いので問題ないのですが、水道管ガス管はだいたい30cmくらいの深さにあるので確実に当たります。
業者によっては配管を基礎の中に巻き込んで施工するのですが、その場合はこんなリスクがあります。
- カーポートの重み・倒れた時に配管破損
- 配管交換の際はカーポート一時撤去
- ガス管破裂の場合は爆発の危険性も
- 確認検査が通らない
業者が「大丈夫ですよ巻き込んじゃえば!」と言ってもやめた方がいいです。
ではどうするか。
例えば我が家であればY合掌タイプなら設置できます。
でも柱が邪魔だしどうしてもSCがいい!と思ったのでもう一つの案を検証します。
配管の組み直しは設備業者に
外構業者の場合配管の組み直しまでは対応できないことが多いです。
その場合、自分で水道とガスの設備業者を探すか施工会社に任せます。
配管を組み直すときは大々的に土間を削らなくてはならず、関わる業者が増えるごとに費用も嵩みます。といっても10~20万円くらいかな?
また建物からまっすぐ来ていた配管を迂回させることにより水道の圧力が弱くなるリスクがあります。
まあその場合は増圧ポンプを入れればいいのですが、うるさいです。
シャワーは水圧が命!の私にとって水圧が弱くなるのは致命的、泣く泣く我が家ではカーポートを諦めることにしました。
ちなみに配管の移設無しの見積もりはSC2台梁延長で150万円、後方支持の場合210万円でした。
木目のオプションと微妙にサイズが足りなかったので大きいサイズから梁をカットしたことによりこの値段です。
次回では我が家が選んだカーポートの代わりとなる選択肢についてお話します。
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