理想の家を最初にこれでもかと詰め込むとどえらい金額になります。
最初にベストな設計で見積もりを出してそこから削っていくポイントを書こうと思います。
設計でコストダウン
最低限の延べ床面積にする
広い家は理想ですよね。
しかし建物工事で一番費用を左右するのは延べ床面積です。
幅6mの家を50cm伸縮するだけで40万くらい変わります。
削れる面積は削りましょう。
バルコニーの手摺を外壁にする
バルコニーの手摺を以下の画像のようにすると数十万くらいアップします。
そこでてすり部分を外壁にします。
ただし奥行が1m位だと圧迫感があるので注意が必要です。
オープン外構にする
門や塀を設けないオープン外構にすることで外構費が大幅に節約できます。
扉を減らす
HMによるかもしれませんが我が家は扉を減らして減額となりました。
部屋の扉は減らしようがないのでクローゼットの扉をほとんどなくして自分でブラインドを付けることにしました。
和室を作らない
和室は標準外の場合が多く増額につながります。
置き畳を買えばなんちゃって和室を作ることもできますよ。
造作を利用しない
いわゆるオーダーメイドを利用しないことです。
棚などもDIYで作れるところは自分でやった方がやすくなります、当然ですが。
別発注・相見積もりでコストダウン
解体・外構・地盤調査・地盤改良・カーテン・照明器具・エアコン
上記工事は建設会社を通すと割高になることが多いです。
どうしても建設会社の手間賃や利益が上乗せされるからです。
賃貸でもエアコン工事などを行うとき不動産会社や管理をしている建設会社を通して工事を発注するより直接電気工事会社と契約を結んだほうが安く済みます。
我が家は今のところ解体工事を別発注して50万安くなりました。
請負契約に含まれないと住宅ローンに組込めない?
住宅ローンは基本的に建物工事に使用した費用しか組込めません。
以前は建物請負契約に入っていないと組込めないことが多かったですが最近では解体工事や外構工事を別発注しても住宅ローンに組込める銀行もあります。(楽天銀行では組込めます)
その場合それぞれの工事で請負契約を交わし領収書もとっておきましょう。
カーテン・照明・エアコンに関しては今のところローンに組込めないと考えてください。
地盤調査・地盤改良は別会社がいい?
地盤調査・改良に関しては施主から何も言わなければ当たり前のように建設会社が利用している調査会社が行う事になります。
ここで注意が必要なのは調査と改良を同じ会社で行うと不必要なほどの髙い改良を行われる可能性があるということです。
調査会社を別発注というのは建設会社も許可するところは少ないと思うのでせめて調査と改良を別会社にできないか聞いてみてもいいでしょう。(それすらも断られることは多いかと思いますが)
リフォームローンを用いて外構工事を行う事もできますが、別に事務手数料も必要なので逆に割高になるかもしれません。
上記工事は自己資金と相談して別発注にするか判断してください。
以外とコストダウンにならないこと
他のサイトではコストダウンになるといわれているけれどHMの場合、実はそこまでコストダウンにならないことがあります。
HMはすでに最低限の設計・坪単価が決まっているところが多いからです。
建物をシンプルな形状にする
四角の建物の方が構造的にも安定しコストダウンになるといわれています。
たしかに構造的には安定するのですがHMは建物形状がL字だろうが四角だろうが同じ値段です。(よっぽど特殊な形状であれば増額になります)
シンプルな形になればHMは得をするでしょうが工事代金に反映されることはありません。
気にせず使いやすい設計にするべきでしょう。
材料を統一する
材料のロスも少なくなり大量発注することで値引きになるといわれますが一戸建て住宅の規模ではそこまで変わりません。
間仕切りを少なくする
間仕切りも通常の形状であれば少なくしても減額にはなりません。
むしろ構造的に弱くなるので梁を太くする必要も出てくる可能性があります。
窓の数を少なくする
窓の数を増やすと増額になりますが減らしても減額にはならない会社もあります。
でも交渉の材料にはなるかも
上記の点はそれ自体は減額にはなりませんが他のところでサービスしてもらう交渉材料くらいにはなるかもしれません。たぶん。交渉の腕次第です。
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