今回はガレージの配置の話をします。
間取りを決定する上でここを中心に考えたといっても過言ではありません。
ビルトインガレージの魅力
ビルトインガレージの最たる特徴はガレージから家の中に直接出入りができる点ではないでしょうか。
前面道路と高低差があり、地下ガレージ+屋外階段で家に入るのはよく見る光景ですが、それだと雨が降ったとき濡れてしまいます。
また屋内から愛車を眺められることも車好きにとってはうれしいことですね。
引用元:いつでも愛車を眺めたい!愛車と暮らす家づくりのアイデア7選 | スミカマガジン | SuMiKa | 建築家・工務店との家づくりを無料でサポート
我が家は屋内から眺めなくてもいいのでとにかく利便性を追求しました。
家のどこにつなげる?やっぱり玄関!
ガレージ内は土足になるので玄関、特にシュークローゼット(SClo)につなげるのが最も合理的ではないでしょうか。
下駄箱が2か所あると不便ですよね。
そうなるとこういうプランになります。
あくまで一例です。
敷地広さ・形状とバイクの通路と前面道路との高低差でプランはかなり制限されるかと思います、
居室下のガレージはお勧めしない
狭小地なら仕方ありませんが土地に余裕があるなら居室下のガレージはお勧めしません。
構造の問題
バイク1台分程度なら問題ないのですが大開口を1階部分にあけると構造的に弱くなります。
断熱の問題
ビルトインガレージ内の床も壁もきっちり断熱しますというなら問題ないですが、壁ならまだしも通常床までは断熱しません。
そうするといくらガレージ天井(2階居室床)を断熱しても断熱効果は弱くなります。
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逆にガレージ上バルコニーをお勧めする理由
広いバルコニーがほしいという方にはガレージの上をおすすめします。
建蔽率を気にしなくていい
バルコニーを建蔽率に含ませないためには奥行が建物より1m以内でなくてはいけません。
外壁の厚さを考えるとバルコニーの有効寸法は70cmほどになります、かなり狭いです、洗濯をするたびに舌打ちをします。
木造であればはね出し(柱がいらない)できるのも1m弱です。
でもバルコニーの下に部屋があるとそもそも建蔽率に算入されるので、建蔽率を気にせずバルコニーを広げられます。
バルコニー下は居室じゃない方がいい
いくら防水をするといっても屋根に比べて水漏れの心配はあります。
万が一水漏れをした場合居室よりも床壁が外部仕様のガレージの方が被害は少なくて済みます。
そんなこんなで我が家はこうなりました
バルコニー下がガレージと玄関の庇になります。
バイクガレージの上もバルコニーになるのでかなり広いバルコニーです、デッキ代が大変なことになりました。