保育園制度の問題点というかもはや愚痴です。
我が家は1次募集で7カ所申し込みましたが全部落ちました。
我が家は年度末に新居が完成し、4月から子供を保育園に預けて妻である私も働くつもりでした。
保育園激戦区の地域とはいえ、どちらかというとそこまでの激戦区でもなく希望の保育園も駅からかなり遠いです。
年度途中の入園は空きがない限り不可能なので、一番可能性のある4月入所をめざします。
ここで我が家の市町村の保育園申し込みスケジュールを説明します。
申込は各保育園ではなく市区町村宛です。
9、10月 保育園見学
11月 1次申込
1月 結果発表
2月 2次審査
簡単に言うとこんなもんですが実際は1次の結果発表の前から2次の申し込みが始まります。
1次の結果発表から2次審査までの締切日は1~2週間程度しかありません、その期間で空きのある保育園の見学をし、市外の保育園も申し込む場合は会社に就業証明書を発行してもらい、申込をします。
さらに1次で落ちた人は年度限定保育事業の申し込みができます(各保育園宛)
2次で落ちた人は通知すら来ません。
何言っているのかわからないかと思います、私もわかりません。
でも保育園の申し込み自体は役所も親切に教えてくれます。
問題は制度そのものです!
問題その1 就活
保育園には入れる優先順位が存在します。現在働いている、育休中、介護中、ひとり親etc.
私のように求職中の人間は最下層です(今仕事してないなら家で子供見れるでしょってことです)。
求職中は待機児童にすら含まれません。
求職中の人間が保育園に入るのは正直難しいです。
保育園に入れないと仕事ができない、就職できない
↓ ∞ ↑
就職できないと保育園に入れない(以下ループ)
詰んでます!!
でもまだあわてない、まずは4月から働けるように就活します。
内定を勝ち取れば入所順位が大幅アップです。
新卒以外の就活はだいたい就活から1~3か月後に入社です。
保育所1次募集の審査基準日は9月です、つまり9月に内定していないといけません。
9月から翌年4月まで7か月あります。
詰んでます!!
7か月先に働かせてくれと言って面接してくれる企業はありません、一応私も転職エージェントに相談しましたが受け付けてくれさえしないと言われました。
これからこどもを産んで激戦区の保育所に預けたい方は絶対に仕事をやめてはいけません。
まあ我が家みたいに夫の転勤で泣く泣く仕事をやめるケースもあるんですけどね。
不必要な転勤は撲滅してほしいです。
仕方がないので私は年末に就活をし4月からの内定をゲットしました。
なんとか2次審査までには間に合いました。
問題その2 引越予定の申込
保育所は地域住民が優先して入園できます。
年度内に引越予定でも新居の保育所に地域住民と同じ優先度で申し込むことができます。(請負契約書などの提出が必要です)
ただその場合すこし厄介なことがあります。
仮に旧住所をA市、新居がB市にあるとします、その場合の申し込みは、
A市に申込み⇒A市が審査しB市に郵送⇒B市が決定しA市に連絡⇒A市が決定通知を発送
はい、時間かかりすぎ!!!!
我が家はこれで危ない目にあってます、一向に1次の結果がこなかったのです。
市外の保育所を申し込んだり我が家のように住所が変わる場合は通常の締切日より1週間ほど前までに申し込みをしなければいけません。
上記に書いた通り1次結果から2次の締め切りは1~2週間しかないので他の書類を集める時間を考えると数日の差で間に合わなくなります。
さらに悪いことに就職先が現住所でも新住所でもない市外だったので、職場近くの保育所に申し込む場合、
現住所→新住所→就職先→新住所→現住所
というとんでもなくめんどくさいやり取りをすることになります。
このケースだと締切の2週間前までに申し込みが必要です。
もう一度言いますね、1次の結果発表から2次審査までの締切日は1~2週間程度です。
詰んでます!!
我が家は登記やローン契約の関係もあり事前に住所を移す必要があり、先に住所を移したのでなんとかまにあいそうです。(原則引越しをしてからでないと転入届は出せません)
保育園問題の解決策(持論)
ここからは独断と偏見による保育園問題の解決案をつぶやいていきます。
個人的には「育児休暇」って言葉は好きじゃないです、育児は休暇にならないし将来の納税者を育てるんですから「育児出向」と言っていいんじゃないでしょうか。
低年齢児に給付金
小耳にはさんだ話では2歳児までの子供をひと月預けるのに税金が40万円ほど使われるそうですね。
お金がないから保育園に子供を預けて働くって方にはその40万円の半分でも渡せば解決しますよ。
年齢が低いほど保育士一人でみれる人数が少なくなるので3歳まで親が見ている家庭が増えればおのずと保育士不足も解消します。
再就職・復帰の増進
仕事のブランクがあると再就職が難しくなるというのもわかります。
なので子育てのためのブランクがある人員を雇用することで企業にもメリットがあるようにすればいいんです。(結局金)
育児負担の配分
産休育休のある妻の方がどうしても夫より収入が低くなり育児の負担も多くなります。
育児によるブランクや保活が妻主体になることが多いです。
男性の育児休暇の取得が推進されれば妻の復帰・再就職もよくなるかと思いますが、男性主体の社会を生きてきた人たちは動かないでしょう。
男性の育児休暇を義務化しないと無理でしょうね。
(1週間とかではなく1年レベルで、もちろん育休を理由とした降格や昇進できないなどの処置は違法。こどもがいない人に対する差別だという人もいるかもしれないけど、少子化対策なんだから仕方ない)
ただ夫婦間の収入差が激しい場合、片方にはバリバリ働いてほしいっていうケースもあるのでそこんところどうなんでしょう。
育休を週2,3日に
今でも「半育休」という形で可能です。
育休中に働いても、それが月80時間以下なら育児休業給付金は支給されます。
夫婦でとれば保育園に入れず、お互いキャリアに穴をあけずに働くことが可能になります。
問題は会社が許すかどうかですね、職務内容によっては難しいことも多いでしょうし。
ただこれは法律で定められているので「うちはやってないから」は通用しません。
この「半育休」はあくまで育児休業給付金がもらえる間の制度です、小学入学までは「短時間勤務」という制度があります。
しかし本当に時短勤務が必要なのは小学校低学年時代ではないでしょうか。
保育園はいつでも大人の目がありますが小学校に上がった瞬間から半日くらい一人で過ごさなくではならなくなるんです。
ちょうど今回上の子がそうなってしまうのですが心配でなりません。
ただ私自身小学校1年生から母親が働きに出ましたがどうやって過ごしていたか記憶にございません。
当時は学童などなく、たぶん田んぼの用水路でザリガニやカエルを捕まえていたことでしょう。
子育て中の制度どうこうではなく、いつでも働き方を選べる社会制度になっていってほしいものです。