毎日用を足すトイレということでその使い勝手は結構大事ですよね。
今回はトイレの必要な寸法と間取り、そして我が家で思いがけずよかったと思った点をご紹介します。
日本の標準的なトイレ
横幅
日本の木造家屋は尺寸法で作られているため基本となる寸法は半間です。
1間(いっけん)が182cmなので半間(はんげん)は91cmです。
これは柱の芯寸法です、柱は基本的に105角で12.5mmのボード1枚貼りだと内側は78cmになります。(↓画像参照、建築図面の寸法はすべてミリです)
たまに12.5mmと9.5mmの2枚貼りや15mmのとこもあります(準耐火建築物とか)。
その78cmの間にタンクありトイレなら45cmくらい、タンクレストイレで40cmの便器が来るわけです。
よほど大柄な方でない限り78cmの幅は問題ないでしょう、商業施設などのトイレはアウターを着ていたり荷物があったりするので90cmくらいのところが多いかもです。
奥行き
便器の先端から最低40cmあればいいといわれていますがこうなってしまいます。
いや狭いでしょ。
できなくはないけど立ち上がったら目の前扉、ボトム履くためにかがんだらおでこごっつんします。
奥行き120cmちょいのトイレはマンションのトイレですね、戸建てなら1間(内側で169cm)が多いです。
ちなみに図面上のトイレはTOTOの新商品GG/GG-800 ウォシュレット®一体形便器(タンク式トイレ)です。
トイレ収納の位置
断然おすすめは便器に座って手が届く位置ですね。
生理中に大変便利です。
男性諸君、痔になったら他人事じゃないからな。
マンションだと便器背面にあるケースも多いですが、手前に便器があるので物がとりにくいです。
我が家の2Fトイレは壁側に収納をDIYしました。
この位置に収納あると本当に使いやすいです。
階段下収納ってどうなの?
また階段下トイレだと便器の横、床付近に収納を持ってくるケースもありますね。
ここで一句
「いつまでも 動くと思うな 腰と肩」
実家のトイレがこのような形なのですが、便器に腰かけたままトイレットペーパーなどを取るときは腰をぐりっと曲げなくてはならず、そうでなくとも荷物が取りにくいし奥のものを取るときは便器に接触しながら取らなくてはいけません。
とはいえ階段下のデッドスペース、もったいないから収納にしたくなる気持ちはわかります。
かくいう我が家も1Fトイレには階段下収納を設けました。
実際使ってみた感想としては収納の高さがありかつ収納の幅が便器の先端より出ていれば何とか腰を痛めずに済みそうです(個人の感想です)
だとしても腰かけてからトイレットペーパーがない!交換しなきゃってならないようにペーパーホルダーは2連にしました。
このDIYをするためにドアを壁側に寄せました。
詳しい作り方はリンク先で。
絶対必要!スマホの一時置き場
我が家のトイレを見てわかる通りペーパーホルダーの上には棚があります。
ここにはポケットに入っているスマホやら子供がねじ込んだおもちゃやらを置くのです。
これでスマホを便器に落とす心配もありません。
奥行きは15㎝、トイレの有効幅は63cmになります。
腰高より下は狭くなりますが上半身部分は狭くないので気にはなりませんね。
恰幅のいい夫も特に支障はないというのですが、重量級の方や介護が必要な場合はトイレ自体をもっと広く設計することをお勧めします。
扉が手すりがわりに?
2Fのトイレの扉は長辺側についています。
長辺側にドアをつける利点としてドアを開けた際に便器が見えないというのもありますが、住んでしばらくしてからさらにいい利点に気が付きました。
当然手すりに比べれば安定感は劣りますし、握力が弱くなってくれば使えないかもしれません。でもあるとないとじゃ大違い、すべり止めテープでも張ればもっと楽かもしれません。
いっそのことこういうでっぱりをつけるとか、これなら下地作らなくても固定できそうです。(実践する場合は自己責任で)
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